9話 舞 :つまんないっ! 智 成:朝っぱらからいきなりなんだ。 舞 :だって平和過ぎるんだもん!! 智 成:平和ほどいい事はないだろうに。 舞 :涌井くんが来て一週間!その後も涌井君・・・いやこの際雄二が来てから、多少ゴタゴタが来るかと思ったら、すっかりクラスに溶け込んじゃうし! 智 成:その分性格がいいんだろう? 舞 :とりあえず、なにか事件的なものが欲しいのよ。 智 成:お前が、明日の生徒総会の原稿を作ってないのが一番の大事件だ。 舞 :原稿ならさっき出来上がったわよ 智 成:・・・・・それもそれで大事件だ。 舞 :その言い方やめろー!私のことどこまで不真面目に見てるのよ!? 智 成:8割7部7厘くらいか? 舞 :うっさーい! しかも細かいし。 夕 里:舞と智成がまたやってるー 龍太郎:あれは恒例行事じゃん? 夕 里:言われてみれば週一感覚くらいで見てる気がする。 龍太郎:あれはあれで、また平和な会話だね。 夕 里:こっちもこっちで平和ー 龍太郎:まぁな。 (和み) 夕 里:そういやさー 龍太郎:何? 夕 里:5時間目の英語の宿題やってきた? 龍太郎:え・・・なんだっけ・・・?; 夕 里:プリントのやつー。 ほら、谷口先生が、「重要だから、忘れてたら長文和訳させる」って言ってた・・・ 龍太郎:新垣ぃ・・・・・ 夕 里:いいたいことはだいたい分かるけど、とりあえず内容を言え 龍太郎:宿題、見せてください。 夕 里:だと思ったー。毎回何かしら忘れるんだから。 龍太郎:よくお分かりで。 夕 里:10年弱の付き合いですからねー 龍太郎:恐れ入りますー。 光 :なにやら話してるね。 祐 樹:いつものまんまだろ? 光 :まぁねー。 祐 樹:あ、そうそう坂上、音楽の麻田先生が呼んでたぜさっき。 光 :え?・・・なんかやったっけ・・・? 祐 樹:新入部員用の楽器が来たとかなんとか・・・ 光 :そうか、結構早く届いたな〜。 祐 樹:昨日、早速男子が仮入部来てんだ〜 光 :男子部員は女子部員より少ないもんね。 祐 樹:そうそう。やれば絶対上達するし、おもしろいのに。 光 :今年は、クラリネット希望の子、去年とか一昨年より多いんだって先生言ってたww 祐 樹:教えがいあるじゃん 光 :私なんか、教えられるほどうまくないし・・・・ 祐 樹:お前絶対うまいから、保障するよ。 光 :サンキュ。 祐 樹:ただ、音楽集中しすぎて、宿題忘れるの玉に瑕だな。 光 :そこをつくなよぅ; (雄二:この学校のやつらって、どこまで平和なんだろ・・・ なんかあるかと思えば、普通に溶けこめるし、こっちの部活も結構バレーボール部強いし、先生もいい人ばっかだし第一・・・ 学校で一番目立ってるってやつらが、ここまで平和じゃあな・・・ ・・・・にしても・・・この窓際の席は・・なんとも眠くなる・・・ さっきの昼食で腹もいっぱいになったし・・・・・ 春らしい陽気だし・・・・・・・なんだか、ほんとに・・・眠っち、まいそ・・・う) 光 :あ、雄二寝てるー♪ 智 成:本当に平和そうな寝顔だな 夕 里:気持ちよさそー 舞 :能天気ねぇ 祐 樹:ここ、特に日当たりいいしな。 龍太郎:どうするー?五時間目数学だけど・・・ 光 :なんか起こすの嫌になるくらいのいい笑顔だしね 祐 樹:寝かしといてやるか 由 樹:よーし、数学やるぞー・・・・あれ、オイ涌井・・・寝てるなよー 光 :先生 由 樹:なんだ 智成を除く一同:しー! 由 樹:・・・;